鹿児島県で高気密高断熱を建てる時の注意点
年間を通して鹿児島県は平均温度が高い地域ですが、高気密・高断熱住宅を建てれば夏場でも快適に過ごすことができます。
しかし鹿児島県で高気密・高断熱住宅を建てる時には、いくつかの注意しなければならないポイントがあります。ここからは、実際に鹿児島県で高気密・高断熱住宅を建てる際の注意点について詳しく解説をしていきましょう。
鹿児島県の気候とは
鹿児島県の年間を通しての平均気温は18.6度で年間の降水量は2266㎜にも及び、全国でも6位の降水量を記録しています。また鹿児島県の奄美諸島では年間の平均温度が19~22℃とかなり高めです。また奄美諸島では月平均気温が20℃を超える月が、4~10月の間で7ヶ月も続きます。
年間平均降水量も2,300㎜以上を記録して、亜熱帯気候に属する地域として有名です。したがって、厳しい暑さを凌ぐためにも、年間を通して快適な温度を保てる高気密・高断熱住宅がおすすめの気候といえます。
鹿児島県の気候の特徴
・年間の降水量が2266mmと、全国6位の降水量
・平均気温が18.8度と、全国的に見ても高い
鹿児島県の気候に合った高気密高断熱住宅を建てるポイント
高気密・高断熱住宅を活用すれば、年中を通して建物内の温度が一定に保たれて快適にすごすことができます。では鹿児島県のような年中を通して高温な地域に高気密・高断熱住宅を建てるには、どのような点に注意すればいいのでしょうか。
ここからは鹿児島県の気候に合った高気密・高断熱住宅を建てるポイントについて詳しく解説していきます。
日射遮へいを活用する
鹿児島県は日本列島の中でも最南端に位置し、平均気温も他の都道府県よりも高めに推移しています。そして鹿児島県は日差しも強く、その強さによって住宅内の温度も高めになってしまうのです。また、日差しの強さに伴い、家の中が熱くなってしまう原因の75%は窓からの熱といわれています。
したがって、庇(ひさし)やすだれ・シェード・カーテンを設置すれば窓からの熱を減らすことができます。そして高気密・高断熱住宅で前述の手段を活用すれば、窓からの放射熱を防ぎながら快適な温度を保つことも可能です。
自然の風を活用する
鹿児島県は他の都道府県と比較して暑い地域なので、高気密・高断熱住宅を活用すれば、快適な住宅環境で暮らすことができます。
特に真夏の暑い時期は、窓を開けて風通りをよくして少しでも涼しい風を取り込みましょう。高気密・高断熱住宅内に涼しい風を取り込めば、家全体に涼しい空気が密閉され、熱帯夜でも快適に過ごすこともできます。
また、熱い空気は上にこもりやすい性質があるので、家のできるだけ高い場所に窓を設置・開放して熱を逃がすことで部屋全体の気温を下げることも可能です。
さらに部屋の天井部などにファンを設置して全体の空気を循環させれば、部屋全体を涼しく保つことができます。
自然の風を効果的に取り込み快適に過ごすポイント
・風通りがよくなる間取りにする
・部屋の上部に窓を設置する
・天井部にファンを設置する
まとめ
高気密・高断熱住宅はその名の通り優れた気密性と断熱性を誇る住宅で、この住宅に住めば年中を通して快適な生活環境が維持できます。そして高気密・高断熱住宅を建てれば、鹿児島県のような年中を通して暑い県でも快適な住宅環境過ごすことも可能です。
今後鹿児島県をはじめとした、気温が高い地域で新築住宅の購入を検討しているのなら、高気密・高断熱住宅の購入をおすすめします。