注文住宅を建てる時はどっち？ハウスメーカーと工務店の違いを解説

「自分の家を建てる」ことは人生の中で最も大きな買い物であり、工事においても、信頼できる会社に依頼した方が失敗しない住宅を建てることが出来ます。

皆さんが注文住宅の購入を検討される場合、「工務店」と「ハウスメーカー」のどちらに依頼をするかで迷ってしまうことがほとんどです。

そこで本記事では、工務店とハウスメーカーの違いについて詳しく解説をしていきますので、家を建てる際の参考にしてください。

 

施工会社には2種類ある

家を建てる施工会社には一般的に「工務店」と「ハウスメーカー」の2種類があります。工務店にもハウスメーカーにもそれぞれ特徴があります。
それぞれの特徴を理解したうえで、自分に合った住宅購入を検討してみてください。

ここからは、2種類の施工会社について詳しく解説をしていきます。

工務店とは？

工務店とは、家を建てる工事の監督をしています。
例えば、工事にかかわる職人の手配や工事の管理をする会社を指します。

工務店はハウスメーカーと比べると、地域を限定して仕事をする会社が多いことが特徴です。

工務店の特徴について

家を建てる際の有力な会社である工務店ですが、工務店の特徴とはどのような点が挙げられるのでしょうか。ここからは工務店の特徴について詳しく解説をしていきます。

工務店の特徴その1：工務店は地域密着型が多い

工務店は比較的狭い営業エリア内で、地域に密着した会社がほとんどです。
地域に対する強い想いや地域のことを知り尽くしているからこそのアドバイスをもらうことが出来ます。

「自分のライフスタイルに合った住宅に住みたい！」と考えている方は工務店がオススメです。

工務店の特徴その2：フランチャイズ加盟店も多い

工務店でも大手住宅メーカーのフランチャイズ加盟店も多く見受けられます。

フランチャイズ加盟店になれば、ユーザーからの信頼やフランチャイズならではのノウハウを獲得することができます。

工務店の特徴その3：営業・設計・現場の担当が変わらないので距離が近い

工務店は地域限定で仕事を受注する小規模経営の会社がほとんどです。
したがって、ハウスメーカーのように多くの従業員を雇用していません。
営業・設計・現場の担当もほとんど変わらず、親近感が持てます。

住宅購入においては、打合せで聞いていた内容と実際のプランが違うことがあります。
しかし、工務店であればその可能性を最小限に抑えることが出来ます。

工務店の特徴その4：不具合時でも柔軟に対応できる可能性がある

工務店は、地域密着型の会社でハウスメーカーよりも親近感があり、不具合時にも柔軟に対応してくれる可能性があります。

例えば、家が完成した後も住宅の不具合などがあれば、親身に対応してくれる可能性があります。

工務店の種類について

現在は、多数の工務店が営業しており、工務店によって営業方針なども大きく異なっています。ここからは、工務店の種類について解説をしていきます。

工務店の種類その1：ローコスト志向

ローコスト志向とは、できる限りコストを抑えて住宅を建てる考え方です。工務店の中には、ローコスト志向を売りに営業を展開している会社も多く、所得の低い若い方でも施工を依頼できます。

一般的な坪単価は、30～50万円程度と言われており、依頼すれば低価格で家を建てることも可能です。

工務店の種類その2：こだわり志向

工務店は地元に密着して仕事をしているので、地元の評判などで仕事の依頼状況も大きく変わります。
工務店にはお客様の未来まで見据えた住宅建築をしている「こだわり」志向の工務店もあります。

こだわり志向の工務店は、価格よりも品質を重視し、地元からの良い評判を得られるよう、更なる施工技術の向上に励んでいます。

住宅購入の際に、低価格で購入したいからとローコスト住宅を選ぶ方が多くなっています。
しかし、ローコスト住宅はメンテナンスをしなければ「壁体内結露」により住宅が腐ってしまう可能性があります。

住宅のメンテナンス費も考えるとローコスト住宅は高くなってしまいます。

ハウスメーカーとは？

ハウスメーカーとは、全国規模で独自のブランドを展開している大きな会社を指します。
全国に支店を構え、対応エリアがとても広いことが特徴的です。

ここからはハウスメーカーの特徴について詳しく解説をしていきます。

ハウスメーカーの特徴その1：パンフレットの資料が充実している

ハウスメーカーは大企業で事業資金も豊富ですので、宣伝用の広告やパンフレットなどにも力を入れています。
したがって、住宅のパンフレットなどの資料も充実しており、ユーザーに分かりやすく商品を宣伝・提供できることが大きな特徴です。

ハウスメーカーの特徴その2：常設の展示場がある

 

全国各地に常設の展示場を展開し、実際と同様の展示物をユーザーに提示できることもハウスメーカーの大きな特徴です。

皆さんが展示場に訪れることで、商品である住宅の購買意欲を掻き立てられることは間違いありません。

ハウスメーカーの特徴その3：会社規模が大きく、口コミが多い

 

ハウスメーカーは全国規模で営業・住宅施工をしているので、過去の施工実績に関する口コミが多くなっています。
口コミが多いことは、施工経験値の高さに繋がります。また、経験豊富なスタッフも多数在籍しているため信頼もできます。

過去の口コミを閲覧することもできるため、皆さんの立てる家のイメージが湧きやすくなります。

ハウスメーカーの特徴その4：ブランドが強い

ハウスメーカーは全国展開しています。そのため、安心感とブランド力が特徴です。
また、品質やサービスも一定レベルが保たれているため安心して依頼できます。

しっかりとした経営基盤ができていますので、完成後のアフターフォローも十分期待できます。

ハウスメーカーの特徴その5：工場一括生産

ハウスメーカーでは、施工に必要な高品質の材料を工場で一括生産しています。

一括生産のメリットとして、安定な住宅を建てることが出来ます。
しかし、一括生産にはその土地に最適の住宅を建てることはできません。

例えば、温暖な気候の鹿児島県で熱を逃がしにくい構造の住宅を建てた場合、住宅の中は熱くなりすぎてしまいます。
そのため、特色のある地域で住宅購入を検討している場合は地域の気候などに詳しい工務店に依頼をすることがオススメです。

まとめ

冒頭でも解説したように、「家を建てる」ことは人生で最も大きな買い物で、絶対に失敗したくないものです。

そして家を建てるハウスメーカーも工務店も、それぞれで大きく特徴が異なります。

したがって、自分が建てたい家のイメージをしっかり持ち、自分の生活やこだわりに合った会社を選択するのが重要でしょう。

 

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